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ビルメンテナンス業におけるDXの必要性とは?メリットや成功事例を紹介

  • 公開日:2024/08/27

ビルメンテナンス業界では、人手不足や業務効率、市場での競争において深刻な課題を抱えています。問題解決には、業務効率化などにつながるITツールを導入し、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進していくことが重要です。

この記事では、ビルメンテナンス業界におけるDXの必要性について解説します。DX推進に役立つツールや成功事例もあわせて紹介するので、自社の業務効率化や競争力向上を実現するために、ぜひ参考にしてみてください。

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そもそもDXとは?

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、IoTやICT、AI、クラウドストレージなどのデジタル技術を駆使して、業務プロセスやビジネスモデルを根本から見直し、企業の変革を目指すことです。アナログからデジタルへの単なる移行ではなく、組織全体の仕組みを抜本的に変え、競争力を高めることが目的です。

業務効率化やコスト削減だけでなく、企業としての新たな価値創造の実現につながるため、ビジネスの持続的な成長を支える重要な手段といえます。

ビルメンテナンス業におけるDXの必要性とは

ここ数年、さまざまな業界でDXが進められていますが、ビルメンテナンス業におけるDXはどのような観点から必要といわれているのでしょうか。ビルメンテナンス業がDXを進めるべき理由を解説します。

人手不足・若手人材の減少に対応するため

現在、ビルメンテナンス業界は深刻な人手不足に直面しており、若手人材の減少は特に顕著です。全国ビルメンテナンス協会が2024年に実施した調査によると、現場の悩みでは「現場従業員が集まりにくい(90.4%)」「現場従業員の若返りが図りにくい(74.7%)」「現場管理者が育ちにくい(54.8%)」といった声が上がっていました。

今後、さらなる少子高齢化が進む日本では少ない人数でも、効率的に業務を行える環境構築が欠かせません。このような課題解決の手段として、DXの推進が注目されています。IoTやAIなどのデジタル技術を活用し、業務の自動化と効率化を進めることで、少人数でも高品質なサービスを提供できるようになるでしょう。

参考:ビルメンテナンス情報年鑑2024(第54回実態調査結果)|公益社団法人 全国ビルメンテナンス協会公益社団法人 全国ビルメンテナンス協会

保守点検の質・効率の向上のため

ビルメンテナンス業では、保守点検業務における課題(点検箇所の多さや建物内の移動効率の悪さなど)が多く存在しており、マンパワーだけで対応するのは限界があります。こうした課題を解決し、業務効率化を図るにはDXを推進することが需要です。

たとえば、クラウドベースの管理システムを導入して保守点検データを一元管理すれば、全スタッフがリアルタイムで情報を共有できます。これにより、現場での迅速な対応や計画的なメンテナンスが可能となり、業務の質と効率が向上します。また、デジタルツールを活用することで手作業によるミスや見落としを減らせるため、保守点検の精度が高まるでしょう。

市場競争力の強化のため

ビルメンテナンス業界において市場での競争が激化するなか、DX推進は事業や組織力の強化に貢献します。具体的には、RPA(Robotic Process Automation)やAIを活用したデータ分析と業務の自動化により、業務プロセスの最適化を進められます。その結果、コスト削減とサービスの差別化を実現できるでしょう。

また、リアルタイムな分析データと業務自動化の技術により、迅速かつ効率的なサービス提供ができるようになり、市場での優位性を確保できます。DXの推進は、激化する市場のなかで顧客満足度の向上と新規顧客の獲得を実現するための最善の施策といえるでしょう。

ビルメンテナンス業でDXを推進するメリットとは

ビルメンテナンス業でDXを推進することで享受できる主なメリットは、4つ挙げられます。DXを推進したいけれど、なかなか踏み切れない企業の担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

働き方改革の推進につながる

ビルメンテナンス業界でDXを推進することで、フレックスタイム制の導入や業務効率化による残業時間削減を実現しやすくなり、社員の働き方の選択肢が広がります。

場所や時間にとらわれない柔軟な働き方を実現することで、ワークライフバランスの改善と業務効率の向上が期待できます。さらに、社員の満足度とモチベーションが高まることで、人材の定着率向上にも寄与するでしょう。

安全性・快適性が確保できる

ビルメンテナンス業務へのDX推進は、施設の安全性と快適性の確保に大きく貢献します。IoTやAIを用いた設備のリアルタイム監視により異常の兆候を早期に検知できるようになり、故障やトラブルの予防につながるでしょう。

万が一問題が発生した場合でも迅速に把握・対応できるため、利用者の満足度向上と信頼性の高いサービス提供につながります。

コスト削減に寄与する

DXの推進によって業務の自動化や効率化が進み、人件費や資材費などのコストを大幅に削減できるでしょう。たとえば、IoTセンサーを活用した予防保全により、設備の故障を未然に防げれば修理費用を抑えられます。AIを用いて最適な作業計画を立案できれば、人員配置の最適化と残業時間の削減を実現できます。

また、デジタル技術を導入すればペーパーレス化も促進されるため、用紙代や印刷にかかるコスト、書類保管スペースの削減も可能です。DXの推進は業務効率化とコスト削減の両面から、ビルメンテナンス業の収益性向上に寄与するでしょう。

社会からの信頼度が高まる

DXの推進は、ビルメンテナンス業としての会社の社会的信頼度向上にも貢献します。具体的には、デジタル技術を活用したエネルギー管理により、CO2排出量の削減を実現することで、脱炭素化に向けた取り組みを推進できます。また、ペーパーレス化や廃棄物の削減など、環境負荷の低減につながる施策も実施できるでしょう。

DXを通じた取り組みにより、企業のSDGs(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)への貢献姿勢を示せるため、社会からの信頼度向上が期待できます。

ビルメンテナンス業のDX推進に用いられるデジタル技術とは

ビルメンテナンス業でDXを推進するには、どのようなデジタル技術を導入すると良いのでしょうか。ここでは、ビルメンテナンス業のDX推進に用いられるデジタル技術を紹介します。

RPA(Robotic Process Automation)

RPAは、ビルメンテナンス業務における事務的な定型作業の自動化に非常に有効なツールです。作業報告書の作成や発注業務、請求書の処理などの作業をRPAに任せることで、大幅に業務効率が向上します。これにより、人手不足の解消や作業ミスの削減につながります。

また、RPAは24時間365日休みなく稼働可能なため、社員は定型業務にかける時間を短縮でき、より付加価値の高い業務に専念できるようになるでしょう。

IoT(Internet of Things)

IoT(Internet of Things:モノのインターネット)はビルメンテナンス業におけるDXの中核を担う技術の一つです。たとえば、IoTセンサーを設備に取り付けることで、設備の稼働状況や消費電力、温度などのデータをリアルタイムで収集・監視できます。その結果、設備の異常や故障の兆候を早期に検知し、予防保全を実現できるでしょう。

さらに、IoTを活用した設備運用により、エネルギー消費の削減やCO2排出量の抑制にも寄与します。

AI(人工知能)

設備から収集したデータをAIで分析することで、設備の故障を高精度で予測し、最適なメンテナンス時期を明確にできます。これにより予防保全の精度が向上し、設備の長寿命化とライフサイクルコストの削減が実現可能です。

また、AIを活用した作業計画の最適化により、人員配置や資材管理の効率化も図ることができるでしょう。さらに、蓄積されたデータをAIで分析することで、業務プロセスの改善点や新たなサービス創出の可能性の発見にもつながります。

ビルメンテナンス業のDX推進において役立つツールとは

ここでは、ビルメンテナンス業のDX推進において役立つおすすめツールを紹介します。

設備・情報管理システム

設備・情報管理システムは、ビルメンテナンス業務に関連する様々な情報を一元的に管理するためのツールです。ビルメンテナンスに必要な設備の仕様や設置場所、過去のメンテナンス履歴などの情報をデータベース化・一元管理することで、必要な情報にいつでもアクセス可能となります。その結果、メンテナンス計画の立案や実施状況の把握、作業報告書の作成などが効率化され、業務の生産性が向上します。

ビジネスチャット

ビジネスチャットとは、業務での情報共有に特化したコミュニケーションツールです。ビルメンテナンス業においてビジネスチャットを活用することで、現場スタッフと管理者のコミュニケーションが円滑化されます。情報共有のスピードアップや業務指示の周知徹底につながるといった効果が期待でき、サービスの質の向上にも寄与します。

ビジネスチャット「elgana」にはタスク管理や既読確認などの機能があり、ビルメンテナンス業務の進捗状況を可視化できるため、スタッフ間の情報共有がスムーズになるでしょう。実際に導入している企業では、現場との連絡手段を電話から「elgana」に置き換えたところ、業務効率が大幅に改善されています。また、ファイル共有機能を活用することで紙の書類の削減につながるため、ペーパーレス化の促進にも役立つでしょう。

ビルメンテナンス業でビジネスチャット「elgana」を活用している事例

総合ビルメンテナンス企業である株式会社ビーエムアドバンスでは、以前からビジネスチャットを使用していたものの、送信できるファイル形式に制限があったりメッセージの検索性が悪かったりと、使い勝手に不便を感じていました。

「elgana」はさまざまなファイル形式に対応しており、メッセージの検索も日付やトークルームなどを絞り込んで探すことができるなど使い勝手がよく、切り替えの決め手となりました。以前と同じ名前や設定でトークルームを作るなどの工夫をしたことにより、特に混乱もなくスムーズに移行できています。

ビジネスチャットの利用率が上がったことにより、電話でのやり取りが減り、口頭ではなく文字でメッセージを送るという習慣が浸透したことで聞き間違いなどのトラブルも減少しました。現在ではアルコールチェックの結果を写真で送付するなど、活用の幅が広がりさまざまな業務が円滑化されています。

導入事例:株式会社ビーエムアドバンス

ビルメンテナンス業のDX推進には「elgana」がおすすめ!

ビルメンテナンス業界では、市場での競争が激化していることからDXの推進が急務です。IoTやAI、RPAなどのデジタル技術を活用して、人手不足の解消、業務効率化、品質向上、コスト削減などの課題解決を進める必要があります。DXへの取り組みを進めて、企業の競争力強化と持続的成長を実現しましょう。

ビジネスチャット「elgana」は、タスク管理やファイル共有など、業務効率化やペーパーレス化を実現できる機能が豊富にあります。また、情報漏えいや不正アクセスを防止できるセキュリティ機能も充実しており、安心してご利用いただけます。ITツールに不慣れな人でも直感的に扱えるシンプルな設計になっており、導入から運用までのサポート体制も整っております。

無料で基本機能を試用できる「おためしプラン」を用意しているので、まずは簡単な業務連絡の部分から導入してみてはいかがでしょうか。

ビルメンテナンス業における「社内コミュニケーションDX」について紹介している特集記事があるので、こちらもぜひ参考にしてみてください。

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