7割の会社員が社内コミュニケーションに課題を感じている
2021年1月に行われた社内コミュニケーションに関する調査(ProFuture株式会社/HR総研)によると、企業に勤めるビジネスマンの7割が「社員間のコミュニケーション不足は業務の障害になると感じる」と答えました。
では、具体的にどのような課題を企業は抱えているのでしょうか。ここからは、大企業と中堅・中小企業の両者からその内容を探っていきます。
大企業では「部門間」と「部署内のメンバー同士」のやり取りに難点あり
数多くの社員がいる大企業においては「部門間」および「所属部署内のメンバー同士」のコミュニケーション不全が課題として挙げられています。
社内コミュニケーションに関する調査(ProFuture株式会社/HR総研)によると、部門間におけるコミュニケーション不全の内容として、下記の回答がありました。
・他の部門が何の仕事をしているのか全くわからない
大企業では業務内容ごとに人員を配置し、部門を細分化させることで業務効率化が図れます。しかしその分、他の部門が何の仕事をしているのかがわかりにくくなる点はデメリットといえるでしょう。他部門との意見交換が少ない状態では、新たな発想やアイディアも生まれにくくなります。
また、部署内メンバーにおけるコミュニケーション不全の理由としては、下記の回答が挙げられました。
・何か新しいことや課題提起をすると上長から即座にマイナス意見を投げつけられてしまい誰も意見を言わなくなっている
部署内メンバーとしては、上司に対して意見を述べにくい、コミュニケーションが取れても情報共有に留まるなど、連携に向けて動けない課題を抱えているようです。
中堅・中小企業では「経営層と社員」のコミュニケーションが課題
大企業とは異なり、中堅・中小企業においては「経営層と社員のコミュニケーション」の不全が課題として挙げられました。
経営層と社員のコミュニケーション不全の内容としてよく指摘されるのは下記の内容です。
- 理解不足、理解への努力不足、説明の不足
- 経営の方向性に関する理解と協力
「現場への理解が足りない」「そもそも現場を知ろうとしていないと感じる」といった内容が多く、現場が行う業務に関して経営層からの説明が不足していることもあるようです。コミュニケーション不足により、経営層と社員との間で方向性にズレが生まれているといえるでしょう。
参考:ProFuture株式会社/HR総研『社内コミュニケーションに関するアンケート2021 結果報告』
会社員が無駄だと感じている業務とは
実際に現場で働いている人が「無駄だな」と感じている業務を知ることは、業務の効率化に効果があります。どのような業務が無駄とされているのかしっかり把握して、改善策の模索につなげていきましょう。
社員が無駄だと感じる3つの業務
業務効率化を図るために最も有効な手段は、無駄な業務をなくすことでしょう。社員が無駄だと感じる業務としてよく挙げられるのは、アナログな作業・二度手間になる作業・必要性を感じない会議の3点です。
アナログな作業の1つに、紙を使った申請書類のやり取りが挙げられます。何をするにも印刷した書類に各部門の担当者及び上司の印鑑が必要ですし、上司が出張等で不在だと印鑑がもらえず作業が滞ってしまうのです。
直接顔を合わせながら業務を進めることは、二度手間になる作業の発生につながる可能性もあります。うまく情報が共有できなかったために同一の作業を複数人で行い、労働力を浪費してしまうこともあるのです。
また、仕事において会議は必要ですが「毎度似たような議題で代わり映えしない意見を言い合うだけなんだよね」と、時間の無駄に感じる人も。話し合いが前に進まず終わったり、内容が逸れたため会議時間が延び、本来したい仕事が進まなかったりと、業務の妨げになるケースも見受けられます。
いずれもデジタル化を進めたり、情報を共有できる体制を整えたりすると改善できる課題ばかりです。社内でコミュニケーション不全や業務の停滞などの課題が上がった場合は、コミュニケーションツールの導入も検討してみましょう。
「elgana」を活用したコミュニケーションと作業効率の課題を解決するアイディア5選
多くの企業がコミュニケーション方法や業務効率化に関して課題を抱えていますが、ビジネスチャット「elgana」を活用すれば、社内コミュニケーションの改善が図れます。
ここからは、elganaを用いた業務効率化アイディアを5つ紹介していきますので、ぜひ問題解決の参考としてください。
①報告書・申請書のデジタル化
elganaを活用することで、報告書・申請書のデジタル化が実現されます。これまで手間がかかっていた、書類のファイリングや保管といったアナログ作業の省略ができます。
紙媒体を用いて報告業務を行う場合には、書類の出力、ファイリングといった作業が発生していました。しかし、elganaの「ファイル一覧機能」を使うことにより、書類を一つのルームでまとめて閲覧・管理できるようになります。確認側も見たい書類や画像を簡単に探せるようになります。
ファイリング・書類探しに要していた時間と保管場所のコストを削減できる点は大きなポイントでしょう。画像や1分以内の動画ならスマートフォンからの投稿もできるため、場所や時間も選びません。
②情報の伝達スピードが大幅に向上
情報の伝達スピートが上がることもelganaを導入する大きなメリットです。日報をアナログで作成する場合には、上司が会社に戻ってくるまで、部下は日報の提出を待たなければならないケースがありました。さらに、タイミングが合わないことにより、上司がタイムリーに、部下へのフィードバックを返すのが難しい状況もあったでしょう。
このような状況の際には、日報をデジタル化しelganaの「ファイル管理機能」を用いれば、いつでも日報を提出することが可能です。移動時間を有効活用できるだけでなく、上司・部下ともに残業時間の削減につながるといったメリットがあります。
また、情報伝達スピードの向上は会社の利益にもつながります。たとえば、商談の場において、顧客からの疑問に即時回答できなかった場合には、一度会社に持ち帰ることになり、ビジネスチャンスの喪失にもつながりかねません。
このような商談時に顧客からの質問や確認事項など営業担当が客先で複数の宿題をもらった際に、elganaにプロジェクト用ルームを立ち上げ、運営をしていると、確認や相談事項をルームに投稿すれば、複数部署と即時コミュニケーションが取れる為、レスポンスはやく回答がもらえ、会社に持ち帰ったり、各部門に電話やメールで確認を行う必要がなくなります。
③本部と店舗のコミュニケーションがスムーズに
小売業などにおいては、elganaを活用することで本部と店舗のコミュニケーションがスムーズになる効果も期待できます。
小売業で多く聞く問題として、本部からの指示が店舗の代表までにしか伝わっておらず、現場スタッフまで共有されていないケースです。しかし、elganaを利用することで、迅速かつ確実に現場スタッフに指示が届くようになります。
これによりコミュニケーションロスが防がれ、現場だけではなく店舗代表者の負担軽減にもつながります。従来メモやホワイトボードで残していた報告や連絡事項も、デジタル化が可能です。
また、店舗間の情報共有も容易となります。他店舗での取り組み情報が得られれば、スタッフのモチベーション向上や、新たな学びを得る場の創出も期待できるでしょう。
④会議時間を削減し、作業時間を捻出できる
会議で特に時間を要するのは、事務連絡や報告です。日中に会議がある場合には、出席者は定時内で作業を終えられず、残業を強いられることもあります。
しかし、elganaのビジネスチャットを使えば、事務連絡や報告事項はチャット上で済ませられます。会議の時間を削減できるだけでなく、備忘録としても活用可能です。
⑤新人・社員教育にも活用できる
elganaは新入社員への教育の場においても活用できます。仕事のフローなどを伝える際、教える側は自分の作業を止めて質問に答えることに手間を感じることもしばしば。一方、新人は先輩社員や上司に質問しにくく、課題解決までに時間を要してしまうシーンなどもあるでしょう。
elganaのルームに「新人相談ルーム」を作成し、新人相談ルームでは誰かが投稿した質問に対し、答えを持っている人が誰でも回答投稿できる運用を行うことにより課題解決や疑問解消に要する時間が短縮され、育成スピード向上が期待できます。
ルームに入っている人はメッセージを適宜確認できるため、自分以外の人が投げかけた質問のやり取りから学びを得る効果も期待できるでしょう。
elganaはコミュニケーション促進と業務効率化に特化したツール
IT化が進んでいる現代社会においても、コミュニケーション促進や業務効率化への取り組みは多くの企業において十分とはいえない現状があります。まずは自社の課題を洗い出した上で、どのような取り組みができるのかを考えていきましょう。
elganaは社内外のコミュニケーション問題を解決し、業務を円滑に進めていくための機能を数多く実装しています。より円滑に業務を進められるコミュニケーションツールを求めている方は、ぜひご利用をご検討ください。